頭痛記録アプリを1ヶ月半使ってみた感想
僕は小さい頃から片頭痛持ちで、かれこれ十数年の付き合いになります。頭痛の痛み自体には慣れているけど、頭痛が起きた時に何もする気が起きなくなるのにはとても悩まされています。
が、今回は僕が頭痛で悩んでいるという話ではなく、頭痛が起きた時にそれを記録するアプリを2月から使い始めていて、1ヶ月半ほど経ったので使用感などを紹介したいと思います。
(2018/8/5追記)
この記事は意外とアクセスが多いみたいです。「頭痛記録 アプリ」でググるとここで紹介しているものを含めいくつかのアプリが上位にきますが、その下くらいにこの記事が出てきていました。片頭痛に悩む方は多いのだろうなと思いますし、記録を簡単にしたいという需要はあるのだなーと実感します。
ということで、一部記載を見直し、追記しています。追記した箇所はそれがわかるように記載していますので、当時の記載との区別がつくはずです。
頭痛記録アプリ以前
その前に、頭痛記録アプリを使用する前はどういうふうに記録していたのかをさらっと紹介します。
- 頭痛ダイアリー
手書きです。僕は2年ほど前から脳神経外科の頭痛外来に通っているのですが、そこで書くように言われているものです。アプリを使っている現在も病院提出用に使っています。手書きの頭痛ダイアリーは、常に持ち歩いているとは限らないので、記録したい時に記録できないことが不満でした。
Evernoteはご存知かと思いますが、メモアプリです。3年ほど愛用していて、スマホでもPCでもメモを取るときはEvernoteを使っています。
頭痛の記録に関しては、外出時頭痛ダイアリーを持っていない時はEvernoteに記録するようにしていましたが、その後は基本的にEvernoteに記録して、通院日にまとめて頭痛ダイアリーに書くようになりました。
Evernoteに記録していて不満だったことは、フォーマットが決まっていないので、その日によって書く内容が違うことです。最低限「頭痛が起きていた時間」と「飲んだ薬」は書いて、後は「頭痛の原因になるような行動」や「どのくらい痛かったか」など適当に書いていました。
そして、頭痛記録アプリの話
Evernoteに記録していた時の不満は、「そもそもどういうことを記録するのが有効なのかわからない」という点が根本だと思います。そこで、頭痛の症状を体系的に記録できるツールを探すことにしました。
探してみると、頭痛を記録するアプリはいくつかあって、その中で僕は頭痛ろぐを選びました。
頭痛ろぐ 世界1ダイアリー 誘因から睡眠まで 簡単に!! - Google Play の Android アプリ
紹介ページはこちら、
シンガポールのHealintが、片頭痛を記録し症状改善に導くモバイルアプリ「頭痛ろぐ」の日本語版をローンチ - THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)
頭痛ろぐを選んだ理由は、
- 類似のアプリの中でダウンロード数が多い
すべて見たわけではありませんが、類似アプリの中でダウンロード数が一番多かったように思います。ダウンロード数は多ければいいというわけではありませんが、信頼の目安になると思っています。
- 最近アップデートされている
最近アップデートされているということは、割と頻繁にアップデートされていると予想できます。つまり開発が盛んに行われているということなので、個人的には印象が良いです。
- レビューのコメントに提供元からの返信がついている
レビューのコメントに提供元からの返信が付いているアプリってそんなに多くないんじゃないかと思っています。提供元のHealintはWebサイトを見るとシンガポールにあるらしく、日本語の文章はアヤシイですがほとんどのコメントに返信しているようです。これも好印象ですね。
、と言った感じです。
実際に使ってみて
使ってみて良かった点をいくつか紹介したいと思います。
- 記録が簡単に出来る
頭痛の記録の方法は画面上に表示されている選択肢をタップするだけなので簡単です。
これは頭痛を記録する最初の画面です。発生した時刻を入力するか、15分前などのボタンをタップします。頭痛が継続中の場合は終了時刻を入力せずに次に進むことも出来ます。
こちらは頭痛を引き起こした原因を入力する画面です。最初からいくつかの選択肢があるので、その中から選んでも良いですし、該当するものがなければ新しく追加することもできます。
こんな感じの質問を10個ほど答える必要がありますが、頭痛が強いときはこの作業もツラいかもしれません。そんな時は後で入力(上の写真の左下)することもできます。
僕は最初に時間だけ入力してあとは治ってから入力したりしています。
- 睡眠時間も記録出来る
このアプリは頭痛の記録だけでなく、睡眠時間も記録することが出来ます。
睡眠時間を毎日記録して、上のようにグラフで表示できます。このアプリには睡眠に関する設定もあり、睡眠時間を自動認識して毎朝通知してくれます。とはいえ、自動認識は枕元に置いていない限りは精度は出ないので毎日手入力することになりますが、通知してくれるのは助かっています。
睡眠時間の自動認識機能は無効にすることも出来ます。少なからず電池を消耗するので、気になる場合はOFFにすると良いかもしれません。
- レポートやカレンダーなど振り返り機能がある
さらに、このアプリは記録した頭痛の情報を集計してレポートにまとめてくれます。
これは僕の頭痛記録のレポートの一部ですが、この画面だけで、「週末に寝すぎたせいで、よく頭痛になっている」ことがわかります。実際に(上述の)睡眠時間のグラフをみても週末の睡眠時間が平日と比べて長いです。この結果から生活習慣が誘因になっていることに気付き、改善することが出来ます。僕は気付いたけどできていないので反省(ーー;)
また、個別の頭痛記録を振り返りたいときは、カレンダーで確認出来ます。
カレンダーの日付の横にある青っぽい矩形が頭痛があった日です。頭痛があった時刻によって矩形が表示される位置と大きさが違うみたいです*1。ここから確認したい日付をタップして、画面下部のリストから頭痛記録を選択すると、詳細な記録を見ることが出来ます。
(2018/8/5追記)
この記事を書いた当時は、普段はアプリに記録して 、通院時は頭痛ダイアリーに書きうつすということをしていましたが、今はこのアプリにはPDFで出力する機能がありますのでそれを印刷して持って行くようにしています。クリニック指定のフォーマットではありませんが、特にダメと言われず、逆に「今まで手書きで面倒だったよねぇ」と同情されたくらいです。クリニックとしては情報が揃って入ればよく、また、患者(自分自身)が頻度や傾向を把握していることも重要だと思います。ですので、自分のやりやすい方法で記録していくのが良いのだなと思いました。
まとめ
今回は頭痛ログについて紹介しました。中の人ではないので、あまりメリットはありませんが、振り返るいい機会になりました。元々はちょっと使ってみて使いにくかったら別の探そうと思っていたのですが、結構使いやすかったのでこれからも使っていきたいと思います。問題(?)はアイコンがかわいすぎることか。
(2018/8/5追記)
頭痛については別の記事でも書きました。
*1:予想です。確信はありません。